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笹川斎奉閣

第一線で生き抜いた誇りの人生を、花々とともに送るお別れのひととき

公開:2025.10.14

「業界のパイオニア」と呼ばれるほど、常に第一線で活躍されてきた故人様。生涯をかけて築いてこられた功績は広く認められ、多くの方々から敬意と感謝の気持ちが寄せられました。お酒は嗜まれなかったものの、「さきいか」が好きだったというお茶目な一面も垣間見える方でした。

そんな故人様に対し、ご家族様は仕事で頑張っている姿を、誇りに思っていらっしゃったようです。その言葉からは、日々努力を重ねながら周囲を牽引してきた姿を見守ってこられたご家族の深い愛情が感じられました。

 

お葬式にあたっては、ご家族様からのきちんと送ってあげたいという気持ちを感じ、故人様のご功績やお人柄がより多くの方に伝わるような空間づくりを意識しました。具体的には、寄稿されていた業界誌や写真を展示するスペースを式場内に確保し、故人様のお好きだった「さきいか」もさりげなく飾らせていただきました。

 

これらのご提案に対し、ご家族様は「たくさんの方にみていただき、喜んでもらえました」とお話しくださいました。展示された資料の前では、参列者の皆さまが足を止め、故人様との思い出を語り合う場面が何度も見受けられました。

また、「お花はたくさん入れてあげたい」と喪主様がおっしゃっていたように、祭壇はたくさんの花々に囲まれ、華やかで温かみのある空間となりました。

 

式を終えた今、私の心に残っているのは、「とても印象に残るあたたかな葬儀でした」という率直な想いです。たくさんの方々の手によって彩られたご葬儀は、まさに故人様のお人柄そのものを映し出す、温かく心に残る時間でした。

K家の皆さま、このたびは大切なご葬儀を私たちにお任せいただき、心より感謝申し上げます。ご家族の皆さまの深い愛情と想いに触れながら、私自身も大切なことを改めて感じさせていただきました。ありがとうございました。

2025年10月8日 K家様(担当:田嵜)