家族葬会館和ごころ津
あなたのことをもっとよく知ることができたよ、ありがとう

今回は今年初盆を迎え,その際に行われた故人様を偲ぶ会のご紹介です。
元々故人様は会社を経営されており、本来であれば葬儀には取引先やご友人などたくさんの参列が見込まれていました。しかし、感染症対策や家族でゆっくりと見送りたいという想いから昨年のご葬儀は家族葬で執り行われました。
今回、偲ぶ会は和ごころ津で2日間行われました。ご葬儀に参列できなかった方々を招待し、お客様の都合の良い時間にお越しいただき...
家族葬会館和ごころ津
ソフトボールが大好きなおじいちゃん、たくさんの愛をありがとう。

「何かお棺に入れてあげたいものはありますか?」打ち合わせの際、奥様にお聞きしました。すると、「実は、前からこれを飾ってあげたいと思っていたの。」と、ソフトボールの写真パネルを差し出されました。そのお写真を拝見し、私は、「こちらのパネルを飾るだけでなく、ユニフォームをお棺に入れてあげたり、パネルの他にもソフトボールに関するものを式場に飾ってはいかがでしょうか?」とご提案したところ、「それであれば、い...
桑名斎奉閣
息子と一緒に待っててな。

三年前、喪主様は一緒に住んでいた息子様を先に亡くされています。
今回、喪主様の最愛の奥様を亡くされました。急な事でとても淋しそうでした。
生前、奥様は息子様を桑名斎奉閣でお見送りされた際、とても会館を気に入っていただき、喪主様に「私達もここで葬儀したいね。」と言っていただいていたそうです。
息子様の時以上の事が出来ればと、一生懸命お見送りのお手伝いをさせていただきました。
前回会館では、息子様が愛...
津斎奉閣
「10年先を楽しむには木を植えろ。お前は人を育てろ、100年先が楽しめる」

昨年の12月、株式会社ジャパンスポーツ運営(津アサヒスイミングクラブといえば知らない人はいませんが)の創業者 西田憲治様がお亡くなりになられました。
葬儀は近親者のみで密葬として執り行われ、後日『お別れの会』という形で弊社にご依頼をいただきました。
打合せ当初から、とにかく明るく盛大に送ってほしいという故人様の意思やスタッフ様の思いを形にすべく様々な提案をしながらすすめてまいりました。 ...
家族葬会館和ごころ末広
自慢のおばあちゃん

「おばあちゃんの作品を飾ってほしいです。」
喪主である娘様とお孫様が見せてくださったのは、大好きだった故人・渡並郁子様(となみ いくこ様)の書道の作品でした。
昭和9年に名古屋市の下駄屋の長女として生まれた故人様は、待望の第一子として大事に育てられました。
しかし、幸せな時は長く続かず太平洋戦争が始まりました。空襲や食糧難を生き抜きましたが、進学の希望も叶わず15歳で強制的に就職させられたそうで...
桑名斎奉閣
2人で歩いた50年

今回お預かりしたお写真に、故人様と旦那様が一緒にケーキを切ろうとしているお写真がありました。
包丁にはリボンがついています。それを持つ笑顔の故人様と、照れ隠しの為に視線を逸らす仏頂面の旦那様。とても幸せそうです。「これは何のお写真なんですか?」思わず聞いてしまいました。
「これはお母さんの誕生日と、2人の金婚式の記念写真なんです」
ご家族で結婚50周年のお祝いをサプライズで計画したお写真でした。
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家族葬会館和ごころ津
お母さんこれからも人形作りを楽しんでね

故人様は小学校の教師で、主に1~2年生の担任をされていました。定年退職前の58歳頃から趣味で人形作りをはじめられたそうです。和紙人形の「やまと鳳」という流派で、日本各地で漉かれた和紙を使用し、江戸時代の庶民の姿、歌舞伎、源氏物語などを独自に表現するというものです。これまでに作製した人形は、なんと、100体以上もあるそうです。
お通夜の日、お嬢様が今の季節に合ったものということで、ご自宅から人形をお...
生桑斎奉閣
晩年を過ごした刻(とき)の愛用品

喪家様とお話をしている時に、
故人であるお父様が晩年をどのように過ごされてきたのか話してくれました。
~いつもの日常~
朝起きて、お出かけ。
家に帰り、夜が訪れたら寝る。
ただ、いつもの生活には、欠かせない「愛用品」が2つあります。
1つ目は「帽子」。
アメリカ旅行で何気なく購入した、LAと描かれたロサンゼルス・ドジャースの帽子。
お出かけ時には欠かせない友人とのこと。
何気ないお土産が、人生を共...
桑名斎奉閣
「病みてなお 盆栽(まつ)に命の ハサミ入れ」

故人様の趣味はクラシックと盆栽でした。
お家に打ち合わせに伺った所、クラシックが好きだったということをお聞きし、お通夜の前後、ご葬儀の前、そしてお別れの時にクラシックを流すことになりました。
故人様は昔からクラシックが好きで、結婚してからはご夫婦一緒に、ウィーンフィル、ベルリンフィル、フィラデルフィアなど、いろいろなコンサートに行き、奥様も好きになったそうです。
元々、お家には沢山のレコードやCD...
名張斎奉閣
展示物から蘇る、故人様の「記憶」 ~1964年東京オリンピックの聖火ランナー~

ご自宅に打ち合わせにお伺いすると ご家族から「飾りたいものが沢山ありますが、よろしいでしょうか?」とのお言葉がございました。お通夜までに故人様の生前の愛用品、思い出の品々を数多くお預かりいたしまして、会場のロビーにて展示いたしました。
参列者の方々や私自身が驚いた展示物は1964年の東京オリンピックの聖火リレーで使用されたトーチでした。なんと故人様は今から58年前の聖火ランナーの一人でした。
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