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家族葬会館久居斎奉閣

色とりどりのパッチワークに囲まれて~手づくりの温もりが包んだお別れの時間~

公開:2026.02.07

趣味で20年以上にわたりパッチワークに親しまれていた故人様。かつては絵手紙も楽しまれていたというその姿からは、ものづくりへの深い愛情と、心を込めて何かを贈ることへの喜びが感じられます。長年の趣味として続けられてきたパッチワークは、そのまま故人様のお人柄そのもの。几帳面で丁寧、そして人に喜ばれることを大切にされた方だったのでしょう。

そんな故人様は、ご家族様にとってかけがえのない存在でした。そのお姿を思い出しながら、ご家族様は「母は本当に手先が器用で、いつも家族のために何かを作ってくれていました」と、温かく語られていました。お母様への深い尊敬と感謝の気持ちが言葉の端々から伝わってきました。

 

ご葬儀の準備にあたり、ご家族様からは「自宅にたくさんあるパッチワークの作品を式場に飾りたい」とのご希望がありました。その想いを形にするため、式場内に展示スペースを設ける提案をいたしました。限られた空間の中でしたが、「机の上に並べられていた作品を、壁にも飾ればまだまだ展示できますよ」とお声がけし、ご家族と一緒に展示の準備を進めました。

 

当日、色鮮やかなパッチワークの作品が並ぶ式場は、まるで小さなギャラリーのような雰囲気に包まれていました。通夜の始まる1時間前には、パッチワーク仲間の方々が集まり、「この作品、見たことある」「一緒に作ったよね」と楽しそうに語り合う姿が見られました。まるで、故人様もその輪の中で微笑んでいらっしゃるかのような、あたたかな時間でした。

 

ご家族様からは「こんなに展示できるとは思っていませんでした」と喜びの声をいただきました。さらに「自宅にはまだ作品があるので、また展示できたら嬉しい」と、故人様の作品を通じた新たな想い出づくりへの希望もお話しくださいました。

 

式後には、「ご友人や親戚の方に、帰りに展示している作品を好きなだけ持って帰ってもらえたら」とご家族様がお声をかけておられ、その配慮と故人様への愛情に胸が熱くなりました。

今回のご葬儀を通して、私は改めて“形のない想いを形にする”ということの尊さを感じました。作品に込められた故人様の生き方や人柄が、会場を訪れた方々の心に届いたのではないかと思います。ご家族様の想いを形にするお手伝いができましたこと、心より感謝申し上げます。

2026年1月18日 谷口家様(担当:北辻)