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鈴鹿中央斎奉閣

一般葬

父に感謝を伝える葬儀

公開:2019.10.28

お父様が病院で余命を宣告され、斎奉閣に事前の相談にお越しいただいたそうです。初めは一般的なお葬儀の流れやお父様の事を中心にお話しいただいていました。詳しくお話を伺うと、晩年は塗り絵が大好きで何百枚も制作したり、チラシを使用したハンドメイドの作品がお父様のお部屋にコレクションして置いてあるとのことでした。「もしもの時はお父様のコレクションを沢山飾りご参列頂いた皆様に見て頂きませんか?」とご提案すると「父はあまり形式にはこだわらないタイプなので是非お願いしたい。」と仰っていただきました。 お通夜当日、ご自宅に飾ってあったたくさんのコレクションは、ご家族と相談しながらお預かりし、作品コーナーを設けさせていただきました。そして、何百枚とあった塗り絵はお孫さんに協力いただきながら一つ一つ選んで頂き「これはじぃじぃのお棺へ」「これは棺の周りに飾りたい」とご家族皆さまとご相談しながらお棺に飾り付けいただきました。 後日、喪主様より「父は大好きな孫に自分の身の回りを飾り付けしてもらい笑っている様に感じました。最後に家族みんなで涙を流しながら、ひとりひとりが父に感謝を伝えて見送ることができました。事前に相談に伺っていたので、いざという時の心構えができ、担当者の方のアイデアと配慮のおかげで感謝の葬儀を行うことができました。」とお喜びの言葉をいただきました。

10月2日 M様(担当:河井)