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鈴鹿中央斎奉閣

お好きだったたばことラーメンを添えて送るあたたかなお葬式

公開:2026.02.09

「ハイライトを6個入れたい」

そのひと言には、故人様らしさを大切にしてお見送りしたいという、ご家族様の深い想いが込められていました。

故人様は、たばこを好まれ、甘い物やラーメン、インスタント焼きそばもよく召し上がっていた方でした。ご家族様からは、「今まで自宅ではラーメンは出前一丁、やきそばは日清やきそばしかなかったんですよね」というお話も伺い、故人様の変わらぬこだわりや、日常の一場面が目に浮かぶようでした。故人様の穏やかでやさしいお人柄は、日々の暮らしのなかで自然と周囲に伝わっていたのでしょう。

ご家族様にとって故人様は、おだやかで、家族を静かに見守ってくれるやさしい存在だったそうです。お棺に納められたお手紙には、これまでの感謝や伝えきれなかった想いが、丁寧な言葉で綴られていました。その一文一文から、ご家族様と故人様との深い絆が感じられました。

また、「あのようなきつい煙草を吸っていても肺がんにならず、甘い物やラーメンをかなり食べていたのに、糖尿病にもならなかったんです」という故人を偲んでのお話も伺いました。

 

喪主様は、今回初めて喪主を務められることもあり、「不安で大変です」と率直なお気持ちをお話しくださいました。大切な方を送り出す悲しみのなかで、慣れない役目を担われるご心労は、計り知れないものだったと思います。

お打ち合わせの際、故人様が生前とてもたばこがお好きだったことから、「棺に入れたい」というご希望を伺いました。そこで一度お預かりし、式場にお飾りするご提案をさせていただきました。故人様の日常をそのまま表現することで、ご家族様にとっても自然なお別れの時間になるのではないかと考えたからです。

 

葬儀当日には、故人様が特にお気に入りだったラーメンや、お好きだったお菓子などもお預かりし、祭壇に飾らせていただきました。式場には、故人様が生前親しまれていた品々が静かに並び、まるでいつもの日常がそっとそこにあるかのような、落ち着いた空間が広がっていました。飾りすぎることなく、ありのままの故人様を感じられるしつらえが、参列された方々の心を自然と故人様へ向けていたように思いました。

ご家族様は、「こんな風に飾ってもらってありがとうございました」と、やさしく微笑まれました。その表情が、今も私の心に残っています。お見送りの際には、たばこやラーメンを棺の中へ手向け、故人様をお送りしました。

 

ご葬儀を終えて、特に印象に残っているのは、体調のすぐれないお母様を気遣いながら、息子様お二人が通夜・葬儀を執り行われていたお姿です。互いを思いやり、支え合うその姿から、故人様がご家族様に遺された「やさしさ」が、確かに受け継がれていると感じました。

 

このお葬式を通して、故人様の人生と、ご家族様との深い絆に触れさせていただきました。大切なお見送りの場をお任せいただいたことに、担当者として心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。

2026年1月20日 担当:倉田