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鈴鹿中央斎奉閣

小さな式場に集う想い~家族だけで送る温かな家族葬~

公開:2026.02.10

日々の畑仕事に黙々と向き合ってこられた故人様。働き者で、土に触れる時間を大切にされていたお姿は、ご家族にとってもご近所の方にとっても、自然と心に浮かぶ日常の風景でした。一方で、外出の際にはお気に入りのスーツに身を包み、きちんと装うことを忘れないおしゃれな一面もお持ちでした。

ご家族様にとって故人様は、人懐っこく、おしゃべり好きな存在でした。場の空気を和ませるように言葉を交わし、家族の会話の中心に自然といらっしゃったのではないかと感じられます。そのお人柄があったからこそ、今回のお別れも「家族だけで、静かに、温かく送りたい」という想いにつながっていったのだと思います。

お葬式のご相談をいただいた際、ご家族様からは「わからないことだらけなので、色々教えてほしい」と率直なお言葉がありました。初めてのことで戸惑いも多い中、少しでも不安を和らげ、故人様らしいお見送りができるよう、ひとつひとつ丁寧にご説明することを心がけました。

その中で私からご提案したのが、故人様が外出の際に着ておられたお気に入りのスーツを式場内に展示し、最後のお別れの際にご家族の手で棺に納めて差し上げるということでした。日常の中で大切にされていたものをそばに感じながらのお別れは、きっと心に残る時間になると思ったからです。この提案に対し、ご家族様は喜んで受け入れてくださり、好きだったお菓子もお供えして入れてあげることになりました。

 

式場「しらいと」は、家族葬にちょうど良い、ほどよい小ささの空間です。静かな会場に、スーツとお菓子が並べられ、まるで故人様が少し席を外しているだけのような、穏やかな空気が流れていました。また、故人様との思い出と感謝の想いを、楽曲という形にすることができるラシメロ~らしいメロディ~をお勧めさせていただきました。出来上がったラシメロをお聞きになったご家族様からは、

「アンケートに答えただけなのに、お父さんのことを知っているかのような出来だった」というお言葉をいただき、故人様を想う時間がより深まったことを感じました。

お手伝いをさせていただいた私自身も、家族水入らずで送るこの温かなお葬式に立ち会えたことで、心が穏やかになるのを感じました。喪家様にとってぴったりの式場で、故人様らしいお別れのお手伝いができたこと、そしてその大切な時間に関わらせていただけたことに、心より感謝しております。故人様の想いが、これからもご家族の心の中で静かに生き続けていくことを願っております。

2026年2月9日 K家様(担当:石田)