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家族葬会館久居斎奉閣

絵と海を愛し、家族との時間を大切にされた人生~想いあふれる“最後の個展”に包まれたお葬式~

公開:2026.02.17

海釣りをこよなく愛し、潮の香りを感じながら竿を握っておられた故人様。島へ釣りに出かけることも多く、時には偶然訪れた島で思いがけない出会いや出来事を楽しまれたこともあったそうです。喪主である息子様もご一緒に釣りへ行かれることもあり、穏やかな海の時間は、親子にとってかけがえのない思い出となっていました。また、絵画にも情熱を注がれ、学び始めてからはめきめきと腕を上げ、ついには先生を超えるほどの腕前となり、先生が退かれた後は講師としても活躍されました。

 

そんな故人様は、ご家族様にとっていつも中心にいる存在でした。特にお孫様をとても可愛がり、日常の面倒を見たり、ドライブや旅行へ連れて行ったりと、たくさんの時間を共に過ごしてこられました。お孫様にとって故人様は、優しく頼もしい存在であり、楽しい思い出をたくさん作ってくれるおじい様だったのだと思います。

ご家族様は故人様を振り返り、「とても器用な人だった」と語っておられました。絵画の世界でも、その器用さと努力で周囲を驚かせ、学ぶ立場から教える立場へと歩まれた人生は、まさに探究心と向上心に満ちたものでした。ご家族様の言葉の端々からは、尊敬と誇り、そして深い愛情が感じられました。

 

お葬式にあたってご家族様からは、「葬儀は『絵』で囲んで送ってあげたい。最後の個展のようにしたい」というご希望をお聞きしました。そのお気持ちを大切にし、式場には故人様が描かれた数々の絵画を展示し、まるで個展会場のような空間を整えました。静かな式場に並ぶ作品一つひとつが、故人様の歩まれた時間や想いを物語っていました。

 

式が進む中で、ご家族様が何度も展示された絵に目を向け、そっと頷かれる姿が印象的でした。「お父さんの絵画が家族みんなが好きだった」「それぞれの自宅に飾ってある」と伺い、絵を通して今もなお、ご家族様の暮らしの中に故人様が生き続けているのだと感じました。

 

今回のお葬式を担当させていただき、故人様が残された“作品”は、絵画だけでなく、ご家族様の心の中にしっかりと刻まれた思い出そのものだと強く感じました。大切な方を想い、その人生を丁寧に送り出そうとされるご家族様のお気持ちに触れ、このご縁に心より感謝しております。故人様の過ごされた人生が、これからもご家族様の絆を結び続けていくことを願っております。

2026年1月28日 K家様(担当:瀧本)