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久居斎奉閣

故 片山昭三様を讃える会 ―ボクシング界での功績と歩みを胸に刻んで―

公開:2026.02.17

二月のやわらかな光が差し込むなか、当会館にて片山家様のご葬儀をお手伝いさせていただきました。ご家族が願われたのは、悲しみの中にも、故人様の歩みをあたたかく振り返り、その功績を皆で讃えるひとときでした。

故人様は、生涯を通して三重県のボクシング振興に力を注いでこられました。1973年には三重県高等学校体育連盟ボクシング専門部を立ち上げ、競技の土台づくりに尽力。さらに1985年から2015年までの30年間、三重県ボクシング連盟理事長として組織を牽引されました。長きにわたるその歩みは、地域のスポーツ文化を支える大きな礎となっています。久居農林高校ボクシング部では指導者として多くの選手を育成し、厳しさの中にも深い愛情をもって向き合う姿勢は、多くの若者の人生に大きな影響を与えてきました。

しかし奥様のお話では、故人様は決してご自身の功績を語る方ではなかったそうです。十数年に及ぶ闘病生活においても決して弱音を吐かず、周囲を気遣い続けられたといいます。その誠実なお人柄は、ご家族にとって何よりの誇りであり、支えでもありました。黙々と努力を重ね、周囲を支えることに心を配る方――それがご家族にとっての故人様の姿でした。「最後に皆で讃えてあげたい」というご家族の言葉には、深い尊敬と感謝の想いが込められていました。

当日は、棺に納めたいとお持ちくださった品々についてお話を伺いながら、ゆかりの品やこれまでの歩みを振り返るコーナーをご提案しました。奥様は「いいんですか?」と驚かれながらも、飾りつけをお任せくださいました。

完成した空間をご覧になり、懐かしそうに目を細められるご家族様のご様子がとても印象的でした。参列された方々も足を止め、それぞれの思い出を語り合いながら、故人様の人生を改めて心に刻んでおられました。

お葬式のかたちは一つではありません。その方がどのように生き、どのように周囲と関わってこられたのかを丁寧にすくい上げることが、私たちの大切な役目です。この日、ご家族様とともに故人様を讃える時間をお手伝いできたことを、心よりありがたく感じております。

これからも斎奉閣は、ご家族様の想いに寄り添いながら、故人様と地域をつなぐ“絆”を大切に、一つひとつのご葬儀に向き合ってまいります。

2026年2月12日 片山家様(担当:近田)