一緒に過ごしたトロンボーン

音楽をしていたお母さんの影響で、故人様とお兄さんは、音楽好きに育ちました。 故人様は、ずっと吹奏楽部に所属していて、音楽の先生になるため、京都教育大学を卒業しました。 そして、この4月先生として、地元桑名に帰ってきたのです。 そんな故人様のまわりには、いつも音楽があり、楽器があり、仲間がいました。 最初は、故人様のトロンボーンを飾るとの事だったのですが、お兄さんの希望で、お兄さんのトロンボーンも一緒に飾りました。 飾る雰囲気を考え、「他に何か飾ってあげるものはございますか。」とお伺いすると、楽譜とリコーダーをご準備していただきました。 ご両親とお兄さんと一緒に飾りつけをしながらお話をした所、故人様は、楽譜に書き込む事が好きだったようです。楽譜を見てみると沢山の書き込みがありました。一つは写真立てに飾り、三冊はそのまま机に広げ、皆様に触って頂くようにしました。 会館に来る前、好きだったお菓子は、柩に納めていただきましたが、せっかくならとメモリアル台に故人様の好きだったお菓子をこちらでも用意して飾りました。選んだお菓子を見て、お母さんが一つ一つ手に取りながら、「みんなあの子が好きだった物です。」と言っていただき、とても喜んでいただきました。 2019年4月18日　Y様（担当：神内）