笹川斎奉閣
一般葬
一筆一筆思いを込めた、年賀状
公開:2019.07.26
ご家族様より「年賀はがきと掛け軸を飾ってほしい」とのご依頼でした。それは故人様が昭和54年から平成31年まで毎年欠かさず書かれていた墨絵の年賀はがきでした。拝見させて頂くと同じ絵柄のはがきが何枚もありました。不思議に思い故人様の奥様とお嬢様に伺うと、同じ絵柄を何枚も書きその中で一番良いものを奥様に選んでもらっていたそうです。その思い出を話されていた時の奥様はとても幸せそうな表情をされていました。
故人様は俳句もされていたとの事で、地区市民センターや文化会館などに出展をされていました。写真中央の「雪の中 母看る友の 暖かさ」という俳句は、故人様のお母様が亡くなられてすぐに詠われたそうです。故人様のお母様への想い、周りの方々への感謝の想いが詰まった俳句という事でとても感動しました。
飾らせて頂いた年賀はがきをご覧になられたご友人・町内の方々が「毎年もらって大切にしています。」「毎年楽しみにしていました。」とおっしゃっていました。そのことをご家族の方に伝えると大変喜んでいらっしゃいました。 ご家族様からご依頼頂き、飾らせていただいた年賀はがきや掛け軸、俳句の数々。ご覧になられた皆様が故人様の思い出話をされている姿に感動し、素晴らしいご縁を頂いたことに感謝いたします。
2019年6月30日 T様(担当:山原)