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富田斎奉閣

一般葬

家族が愛するお父様

公開:2019.10.07

喪主様のご主人様のご葬儀です。 若い頃は学校の先生をされていて導師様をはじめ皆様から「先生」と呼ばれていました。 体調をくずして入院していましたが、少し回復され転院し、これからリハビリをしようと頑張っていた矢先に容態が急変し亡くなられたそうです。 遺影写真と思い出のお写真を選ばれている際、たくさんの写真の中から遺影写真の背景は何色が好きだったとか、思い出のお写真の背景等を喪主様を含め、お嬢様とお孫さん3人で話合いながら20~30分程その写真の事を思いだしながら決めているお姿を見て、皆様が故人様を本当に好きなんだなと感じました。話し合の結果、パリの美術館でのムンクの叫びの絵と一緒に撮影した写真を中心に何枚かお選び頂きました。思い出コーナーには旅行先で撮影していたカメラとご自分で作った恐竜の模型も一緒に飾り、参列の方々も懐かしそうに見ていました。

故人様はクラシック鑑賞も趣味で特にモーツアルトがお好きとお聞きして、ご葬儀の際にクラシックを中心に生演奏をさせて頂きました。 喪主様の体調も考えてご参列の皆様への挨拶をどうするか。などお嬢様とお孫さんといろいろ考えていましたが、無事喪主様がご挨拶を終えることができて私もホッとしました。挨拶の中で、「故人は幸せな人生だったと思う。」という言葉がとても印象的であり、喪主様含めお嬢様お孫様と全員が故人様のお話しをする際は涙ぐみ、参列の方々へ挨拶をする姿を何度も見ました。とても故人様への感謝が詰まったご葬儀でした。 2019年9月22日 O様(担当:石田)