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久居斎奉閣

家族葬

今だからできること 1人でも多くのご遺族様の気持ちが救われますように

公開:2020.05.04

「駆けつけたくても参列できなかった私たちの願いを叶えて下さり、ありがとうございました」 全てのスケジュールを終え、電話越しに故人様の娘様よりお礼のお言葉を頂きました。 ご葬儀は、ご近所をはじめ会社関係・ご親戚の方の参列を一切お断りし、故人様の奥様・ご長男様ご家族の5名様のみで執り行われました。今、世間を騒がせている新型コロナウィルスの感染拡大を防止する為のご決断でした。 お話しを進める中で、故人様の娘様は関東にお住まいで、すぐにでも駆けつけたかったけれど、今回のことで自粛という決断をされました。喪主様がしきりに電話で報告をされているご様子を見て、何か担当として手伝えることはないかと、ずっと思案しておりました。すると、ご家族様より「式中にスマートフォンを使い撮影しても構わないだろうか?失礼ではないだろうか?」との相談を受けました。私としても、ここまでの事をするのは初めてだったのですが、新型コロナのニュースが出てからスタッフ間でも「撮影のご要望があれば積極的に対応しよう」と話していたので迷いなく提案する事が出来ました。斎主様(この度は神道式でした)へご了解も得て実現することができました。

 

部署の垣根を超え、「こんな時だからこそ力になりたい!」と、弊社の別部署のスタッフが動画の撮影の応援に来てくれて、LINE LIVEで中継を繋ぎながら、娘様とお孫様とやり取りをしてくれました。

「賛否両論があると思いますが今、不安を抱えている方のお力になれるなら、今回の事を是非 皆様に伝えてあげて下さい」 帰り際、ご家族様よりかけて頂いた暖かいお言葉。 微力ながら私共、葬儀社では今このタイミングに大切な方を見送らなければならないご家族様に対し、「今だからこそできる葬送のカタチ」を喪主様とのお話の中で見つけていきたいと考えております。 最期のお別れを悔いのないものにして頂けるよう、私共はできる限りのことを尽くして参ります。

2020年4月17日 T様(担当:寺谷)