鈴鹿中央斎奉閣
家族葬
趣味のお品はお手製で
公開:2020.09.06
故人様は陶芸に力を入れており、展覧会に出品したり、自宅で使用する食器も自作するほどの力の入れようだったというお話を伺っていました。 奥様はご主人の作ったたくさんの作品の一部を棺へ納めてあげたかったようでしたが、陶器の焼き物、器などは納めることができなかったため、陶器を作成するための道具を一つ棺へ納め、展覧会に出品した時の資料を展示させていただきました。
「故人様の作品は棺へ入れることはできませんが、火葬することが可能な素材を使って皆さんで作品を作って入れてあげてください」とご提案をして樹脂粘土をプレゼントしました。
午後からの葬儀ということもあり、午前中にご家族で故人様にお贈りする作品を作られていました。 ご家族の力作がこちら
器の作成は難しかったようで、故人様のもう一つの趣味である”麻雀”の牌を作成されました。 故人様の作品写真と一緒にロビーに飾らせていただき、最後のお別れの時にお花とともにお棺へと納めていただきました。
故人様はとても麻雀がお好きだったようで奥様も麻雀牌の出来栄えにとても驚かれていました。 「すべて棺に入れてしまうのはもったいないほどの出来栄え」とのことで 自宅での祭壇用お供えとしても一部をお持ち帰りになられました。
2020年8月23日 M様(担当:林)