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感動葬儀レポートFuneral-report
富田斎奉閣

もう大好きなお酒、止めてって言わないからね。

故人様は5年前に肝硬変と診断され、余命2年と宣告されました。

お酒が大好きだった故人様は病院の先生から「お酒を止めないともっと余命は短くなる。」と言われ、葛藤しました。

故人様のお父様もお酒で身体を壊したこともあり、奥様達もとても心配されたそうです。

ご家族様からもお酒を止めるよう言われたものの、外でこっそり飲んでいたこともありました。その後、お酒を飲んだことが見つかり、何度か喧嘩をしました。

亡くなる前の土曜日、故人様は少しお腹を壊し、身体に痛みがあったそうです。

電話で病院の先生にお腹を壊したことを伝えると、様子を見るように言われました。

その電話を聞いた奥様は、「何で身体の痛みがあることを言わなかったのか。」とまた軽い喧嘩になりました。

そして月曜日の朝、故人様は奥様に「こうやって喧嘩するのも、もう最後かもな。」と言ったそうです。奥様はいつもの冗談だと思い「馬鹿な事言ってないの。」と言って仕事に向かいました。

その日中、故人様は家で倒れ、救急車で運ばれました。

家にいた息子様の必死の心臓マッサージもむなしく、救急車の中で息を引き取りました。

奥様や娘様は急いで駆け付けましたが間に合わず、一緒に救急車に乗っていた息子様もコロナの関係で助手席に座っていたため、本当の最後を見届けることが出来ませんでした。

この話をしていた時、奥様はとても後悔をされていました。「なぜ病院に連れて行かなかったのか。こんなに早いならもっとお酒を飲ませてあげれば良かった。」と何度もおっしゃっていました。

大好きなお酒を止めていたから、ここまで生きていたかもしれません。止めていなければ、もっと苦しいおもいをしていたかもしれません。その答えは誰にもわかりませんが、それでもお別れの時間だけは後悔しないよう、スタッフ一同精一杯お手伝いさせていただきます。

2021年7月7日 T家 (担当:神内)