【四日市市の家族葬】押さえておきたい費用相場や地域の慣習などを解説
葬儀形式が多様化するなかで、家族葬を選ぶ方も増えています。
四日市市でも家族葬は広まってきており、少ない負担で葬儀を執り行いたい方や小規模であたたかい葬儀を希望する方から人気がある葬儀形式です。
ただし、家族葬は一般葬と費用や会場の規模も違うため、疑問や不安がある方も多いでしょう。
この記事では、四日市市の家族葬について、費用相場や慣習など押さえておきたいポイントを解説します。
家族葬を実施する葬儀社の選び方もあわせて紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
目次

三重県における家族葬の実施状況
近年、全国的に家族葬を選ぶ方が増えており、三重県においても同様の傾向があります。
下表は、年間葬儀件数に対する家族葬の割合です(一般葬・家族葬混在のデータ)。
価格帯 |
全国 |
三重県 |
50万円未満 |
23.9% |
14.4% |
50万〜100万円 |
32.5% |
34.4% |
100万〜200万円 |
35.5% |
45.2% |
200万〜300万円 |
6.4% |
4.7% |
300万円 |
1.7% |
1.3% |
家族葬の費用相場が50万円〜100万円前後であることを踏まえると、三重県では全国よりもやや高い実施率であることが分かります。
家族葬が増えている背景として高齢化や経済的な理由により、小規模な葬儀を希望する方が増加している点があげられます。
時代の変化にともない葬儀形式が多様化するなかで、家族葬は選択肢の1つとして浸透してきているといえるでしょう。
引用:総務省統計局|平成29年特定サービス産業実態調査【22冠婚葬祭業】
四日市市で家族葬を執り行う際に押さえておきたいこと
四日市市で家族葬を執り行う際に押さえておきたいことは、以下の5つです。
- 費用相場
- 自治体の補助
- 火葬場の数と位置
- 地域の慣習
- 参列者の集まりやすさ
なお、家族葬について疑問や不安がある方は無料事前相談も行っておりますので、お気軽にご予約ください。
押さえておきたいこと①:費用相場
四日市市で家族葬を執り行う場合の費用相場は、5人以下で行う場合は25万円〜30万円、10人〜20人程度で行う場合は40万円〜80万円が目安です。
三重県の葬儀費用全体が90万円程度であり、家族葬の方が10万円以上低くなっています。
費用に含まれる主な項目は、以下のとおりです。
- 通夜、葬儀、告別式の基本的な費用
- 搬送費用
- 火葬料金
- 返礼品や飲食の費用 など
家族葬では参列者が限られているため、会場の広さや備品の数が通常の葬儀ほど必要なく、通夜〜告別式の基本的な費用が低く設定されている点が特徴です。
返礼品や飲食にかかる費用も抑えやすいため、一般葬と比べて経済的負担を軽減できます。
押さえておきたいこと②:自治体の補助
四日市市の補助としては、故人が国民健康保険加入者だった場合対象の「葬祭費」があります。
社会保険加入者対象の「埋葬料」と比較してみていきましょう。
葬祭費 |
埋葬料(埋葬費) |
|
条件 |
故人が国民健康保険加入者であること |
故人が社会保険加入者であること |
対象 |
葬儀を執り行った人(喪主) |
・故人の収入により生計を維持しており、埋葬を行う人 |
支給額 |
5万円 |
5万円 |
申請先 |
・市役所 保険年金課(3階) |
各健康保険組合が指定する窓口 |
必要書類 |
・葬儀を執り行ったことが確認できる書類 |
各健康保険組合に要確認 |
期限 |
葬儀を行った日の翌日から2年 |
・死亡した日の翌日から2年 |
※2025年4月時点
葬祭費と埋葬料(埋葬費)はどちらかのみに該当するため、両方受け取ることはできません。
補助制度の詳細は、時期や加入する健康保険によって異なるため、対象者になった際に確認しましょう。
なお、生活保護受給者や生活に困窮していて葬儀をあげられない場合は、葬祭扶助制度を利用して火葬のみ執り行える可能性があります。
葬祭扶助制度の概要や注意点について知りたい方は、こちらの記事をあわせてチェックしてみてください。
【関連記事】【福祉葬】生活保護の葬祭扶助制度とは?支給される費用や申請方法も解説
押さえておきたいこと③:火葬場の数と位置
四日市市にある火葬場の数は、1件です。
候補として、近隣の市町村にある火葬場とあわせて紹介します。
北大谷斎場のように、火葬場と斎場が一体になっていると移動の負担を軽減できます。
四日市市周辺では火葬場の数が少ないため、火葬待ちの日数が長くなる可能性を考慮し、あらかじめ周辺地域の火葬場も把握しておくと安心です。
なお、四日市市にある北大谷斎場の火葬場利用料は、市内に住所がある場合5,000円(12歳以上)です。
市外の場合は三重郡3万円、その他地域は5万円と、故人の住所によって変わってきます。
上記に挙げた四日市市以外の火葬場を利用する場合は、該当市町村以外の料金となるため、費用が高くなる可能性がある点に注意しましょう。
なお、斎奉閣でも北大谷斎場を利用した家族葬が可能です。
費用やプランについて詳しく知りたい方は、ぜひお問い合わせください。
押さえておきたいこと④:地域の慣習
最近では「家族が望むかたち」の葬儀様式に変化していますが、あらかじめ地域の慣習を知っておくことは心の備えになります。
四日市市の葬儀における主な慣習は、以下のとおりです。
- 通夜振る舞いがない
- 参列者に助六寿司を配る
地域によっては、香典が必要かどうかまで、町内放送でお知らせしてくれるケースもあります。
通夜のあとは「通夜振る舞い」はせず、駆けつけてくれた方や親戚へ助六寿司を配る慣習も特徴的です。
押さえておきたいこと⑤:参列者の集まりやすさ
四日市市は、新幹線やその他の鉄道が多く通る「名古屋駅」からアクセスしやすい地域です。
鉄道 |
JR関西本線「四日市」 |
名古屋から快速で30分~35分ほど |
近鉄名古屋線「近鉄四日市」 |
名古屋から特急で30分弱 |
|
自動車 |
東名阪自動車道 |
・名古屋方面から四日市東IC・四日市ICまで1時間弱 |
伊勢湾岸自動車道 |
名古屋方面から30分ほど |
|
飛行機 |
中部国際空港 |
・空港から四日市市内まで自動車で1時間ほど |
東京方面や関西方面から新幹線を利用する場合は、名古屋駅で乗り換えすると便利です。
JRと近鉄以外に「あすなろう鉄道」というローカル線も走っています。
また、高速道路のインターチェンジは「四日市IC」と「四日市東IC」があり、名古屋方面・大阪方面どちらからでもアクセスがよいことが特徴です。
主要幹線道路である国道1号線・23号線が通っているため、各地から集まりやすいでしょう。
飛行機を使用する場合は「中部国際空港」を利用します。
中部国際空港まで、東京から1時間強、福岡から1時間20分程度です。
四日市市は遠方からも参列しやすい地域であるといえるでしょう。
家族葬を依頼する葬儀社の選び方
家族葬を依頼する葬儀社の選び方で確認したい主なポイントは、以下の5つです。
- 施設の広さと設備が適切か
- アクセスがしやすいか
- 家族葬プランがあるか
- 料金が明確か
- スタッフの対応は丁寧か
家族葬を執り行う際は、一般葬と同じ斎場では広すぎる場合があるため、参列者の人数に合わせて適した広さを選びます。
参列者に高齢者が多い場合は、斎場のバリアフリーも確認しておきましょう。
アクセスは、斎場までの道のりだけでなく、斎場から火葬場までの移動も考慮することが重要です。
葬儀社には葬儀の規模や価格帯ごとにプランが用意されています。
家族葬プランがあるか確認し、料金に含まれる内容もチェックしておく必要があります。
故人と心穏やかにお別れをするために、スタッフの対応に違和感を感じる葬儀社は避けましょう。
家族葬の斎場選びや費用について詳しく知りたい方は、こちらの記事をあわせてチェックしてみてください。
【関連記事】家族葬の斎場とは?種類や選び方、費用についてわかりやすく解説
四日市市で家族葬を執り行いたい方は
斎奉閣は三重県内で23会館を展開し、葬儀施行数No.1(※)の実績を誇る地域密着の斎場です。
※当社調べ/2024年1月~12月の四日市市、鈴鹿市、いなべ市、東員町、桑名市、菰野町、亀山市、津市、名張市、伊賀市内の斎奉閣・和ごごろ23会館合計葬儀施行数
四日市市には5つの会館があり、いずれも家族葬を執り行うことが可能です。
家族葬では、ご家族や近親者のみであたたかく故人様をお見送りできるよう、ご相談から葬儀後まで気遣いの行き届いた対応を心掛けております。
葬儀後のサービスも、以下のように充実しております。
- 法要や法事
- 仏壇や位牌
- お墓
- 遺品整理
葬儀時だけでなく、葬儀前後も不明点や困った点をいつでもご相談いただける点が特徴です。
お急ぎの方は、0120-999-444よりお電話お待ちしております。
まとめ:家族葬は四日市市でも増えている
家族葬は一昔前よりも全国的に広がっており、四日市市でも実施数が増加しています。
高齢化や経済的な面などさまざまな要因が重なり、今の時代にのぞまれている葬儀様式の1つとなっています。
なお、斎奉閣では葬儀前後の手厚いサポートで、ご遺族が安心してお見送りできる静かな時間をご用意いたします。
葬儀に対する不安や悩みもいつでもご相談いただけますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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