家族葬会館和ごころ津
あなたのことをもっとよく知ることができたよ、ありがとう

今回は今年初盆を迎え,その際に行われた故人様を偲ぶ会のご紹介です。
元々故人様は会社を経営されており、本来であれば葬儀には取引先やご友人などたくさんの参列が見込まれていました。しかし、感染症対策や家族でゆっくりと見送りたいという想いから昨年のご葬儀は家族葬で執り行われました。
今回、偲ぶ会は和ごころ津で2日間行われました。ご葬儀に参列できなかった方々を招待し、お客様の都合の良い時間にお越しいただき...
家族葬会館和ごころ津
ソフトボールが大好きなおじいちゃん、たくさんの愛をありがとう。

「何かお棺に入れてあげたいものはありますか?」打ち合わせの際、奥様にお聞きしました。すると、「実は、前からこれを飾ってあげたいと思っていたの。」と、ソフトボールの写真パネルを差し出されました。そのお写真を拝見し、私は、「こちらのパネルを飾るだけでなく、ユニフォームをお棺に入れてあげたり、パネルの他にもソフトボールに関するものを式場に飾ってはいかがでしょうか?」とご提案したところ、「それであれば、い...
家族葬会館和ごころ津
お母さんこれからも人形作りを楽しんでね

故人様は小学校の教師で、主に1~2年生の担任をされていました。定年退職前の58歳頃から趣味で人形作りをはじめられたそうです。和紙人形の「やまと鳳」という流派で、日本各地で漉かれた和紙を使用し、江戸時代の庶民の姿、歌舞伎、源氏物語などを独自に表現するというものです。これまでに作製した人形は、なんと、100体以上もあるそうです。
お通夜の日、お嬢様が今の季節に合ったものということで、ご自宅から人形をお...
家族葬会館和ごころ津
葬儀だけでなく、大工道具の処分、作業場の解体工事もできるなんて!

「中学を卒業し、およそ50年間大工一筋でした。」
お通夜の前に少し時間があったので、家族団らん中の奥様、お嬢様お二人に故人様のお話を聞かせていただきました。故人様は、津市美杉町下多気出身で、お父様が大工だったこともあり大工の道へ進まれたそうです。ほとんど休日がなく、仕事仕事の毎日で家にいた記憶がほとんどないそうです。「正月1日は家にいたけど、あとはあんまり覚えてないなぁ」「だから家族旅行なんて行っ...
家族葬会館和ごころ津
大好きなオムライスと羊羹(ようかん)

今回打ち合わせをしている中で、ご葬家様はたくさんの写真を用意していらっしゃいました。事前に遺影用の写真や、展示するための思い出の写真を何枚か用意していただくようにお話はしていたのですが、それでは収まりきれないほどたくさんの写真を用意されていました。どの写真も展示候補から外すのが惜しいくらい素敵でしたので、「せっかくなので他の写真も飾りましょう」とお話しして会場に飾らせていただきました。
その写真...
家族葬会館和ごころ津
日本発祥の鯛焼き店を陰で支えた方の最期の日

故人様は、日本で鯛焼き発祥とされるお店で勤めていらっしゃった由緒ある家柄の方でした。またそのお嬢様や娘婿様は現在仕事の拠点を東京に置き、今もたいへん活躍されていらっしゃいます。
今回葬儀に先立ち、お嬢様は会場見学に来られました。和ごころ津をご覧になられた時、家族葬で古民家風のたたずまい、しかも...
家族葬会館和ごころ津
息子の想い

喪主様とゆっくりとお話しをする時間がありました。
故人様が亡くなる直前に「お花畑が見える。」とささやかれたそうです。
喪主様の要望により祭壇にお花、祭壇周りにもたくさんのお花を飾りました。
故人様は裁縫が大変お好きな方で、ご自身が丹精込めて作り上げたお着物を会場内に飾らせて頂きました。
思い出の写真のところには、故人様がお嫁にとつぐ時に身に付けていた帯と愛用されていた裁縫道具を飾らせて頂きました...