家族葬を10人ほどで行う際の費用相場|内訳や安くする方法を解説

公開:2024.04.23  更新:2024.04.30

家族葬を10人ほどで行う際の費用相場|内訳や安くする方法を解説

家族葬は、ごく身近な人々だけで行われる葬儀で、費用は一般的な葬儀よりも抑えられる傾向があります。

そのため、経済面・精神面でも負担の少ない家族葬を選ぶ方が増えています。

しかし、葬儀を適正な費用で行うためには、遺族や故人が望む葬儀の内容や規模を理解し、葬儀費用の目安を把握することが重要です。

この記事では、家族葬を10人ほどで行う際の費用相場や内訳を解説します。

費用を抑えられるポイントもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

▼気軽にご相談ください。

 

家族葬とは

家族葬とは、直系の家族を中心とした親しい人だけで執り行う小規模な葬儀です。

故人との関係が近いごく身近な範囲の参列者に限定されるため、アットホームな雰囲気で故人とお別れができます。

しかし、「家族」という言葉に法律上の厳密な定義は存在しないため、その範囲は人によって異なります。

「親戚」「親類」「身内」といった類似の言葉も、同様です。

そのため、「家族葬」の定義には一貫性がなく、解釈や捉え方が個人や地域によって異なるのが現状といえるでしょう。

 

家族葬を10人ほどで行う際の費用相場

家族葬を10人程度で執り行う場合の費用相場は、100万円前後です。

基本的な流れは一般的な葬儀と同じですが、葬儀の規模や内容によって費用は異なります。

下表は、一般的な家族葬を10人程度で執り行う際の費用内訳です。

内訳

費用相場

基本料金

約30~70万円

火葬費用

約0~10万円

飲食接待費

約10~30万円

僧侶へのお布施

約10~35万円

たとえば、家族葬専用のホールは、広さや使用料が控えめであり、人件費も割安になっています。

家族だけの葬儀なため、飾り付けなどもシンプルなスタイルで行う場合には追加料金が不要のケースが多いでしょう。

一方で、故人の人生をより豊かに表現するために、特別な会場を用意したり、贅沢な装飾を施したりすることも可能です。

葬儀社との相談や見積もりを通じて、ご自身の予算や希望に合ったプランを検討しましょう。

家族葬にかかる費用の内訳や一般葬との違いについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

【関連記事】家族葬の費用相場とは?一般葬との費用比較や安く抑えるポイントを徹底解説

 

家族葬を10人で行うと抑えられる費用

家族葬を10人ほどで執り行うと、以下に挙げる4つの費用が抑えられます。

  1. 葬式場や控室
  2. 祭壇
  3. 会葬御礼品や香典返し
  4. 会食

それぞれを詳しく見ていきましょう。

 

費用①:葬式場や控室

葬儀の規模を小さくすることで、使用する斎場の広さが狭くなる分、費用を抑えられるでしょう。

葬式場や控室の料金は、一律ではなく、部屋のサイズや設備のグレードによって変動するケースがあります。

たとえば、大きな部屋や高級な設備を備えた部屋は料金が高くなる傾向があります。

また、葬儀に必ずしも葬式場が必要とされるわけではありません。

参列者が10人程度と決まっている場合、控室で葬儀式を執り行える会館もあります。

「控室葬」のメリットは、費用が抑えられるだけでなく、親密な雰囲気で葬儀を行えることです。

控室の広さや設備によっては、一部の参列者が立ち入れるスペースが限られる場合もあるため、事前に確認することが大切です。

 

費用②:祭壇

葬儀でもっとも費用がかかる祭壇は大きさや種類によって費用が異なりますが、必ずしも高額なものを選ぶ必要はありません。

家族葬やシンプルなお別れの場合、祭壇を最低限までシンプルにすることで費用を抑えられます。

近年ではさまざまな種類の祭壇があり、花飾りや装飾品などのオプションをつけなくても、十分に美しく見える祭壇もあります。

家族や亡くなった方の希望や予算に合わせて、適切な形でお別れすることが大切です。

 

費用③:会葬御礼品や香典返し

近年、香典を受け取らずに会葬御礼品だけを用意するケースが増えています。

会葬御礼品とは、葬儀に参列してくれた全員にお渡しする品物で、500円から1,000円前後が一般的です。

一方、香典返しは香典を頂いた方に香典のお礼として渡すもので、基本的には香典の半額程度の品物を贈ります。

香典を辞退することで、香典返しの費用を抑えられるでしょう。

しかし、お通夜や葬儀の当日に受け取る香典は、一般的には喪主への贈与とみなされます。

香典は故人へのお供えとしての意味合いもありますが、同時に遺族の負担を軽くするため、支払いに利用されるのが一般的です。

香典ですべての葬儀費用をまかなうことは難しいですが、喪主の負担は軽減できるでしょう。

 

費用④:会食

一般的に、通夜や火葬の後にお斎(おとき)と呼ばれる会食が行われます。

実際、会食は必ずしも必要な行事ではないため、会食を省略したり、1人当たりの金額を下げたりすることで飲食代を抑えられます。

また、会食は、以下の内容によっても費用が異なります。

  • 省略
  • 仕出し
  • 持ち込み
  • 外食

しかし、会食は故人を偲ぶ時間でもあるため、省略されると疑問に感じる方もいるでしょう。

誰もが気持ちよく葬儀に参列できるように、事前にその旨を伝え、配慮することが大切です。

 

家族葬の費用を安くする方法

家族葬の費用を安くする方法は、以下の7つです。

  1. 公営斎場を使用する
  2. 葬儀の規模を小さくする
  3. 無宗教葬にする
  4. 複数の葬儀社から見積りをもらう
  5. 補助金・給付金制度を活用する
  6. 安い葬儀社を選ぶ
  7. あらかじめ問い合わせておく

故人が亡くなると、病院や親族から葬儀社を紹介されて選ぶ方も多いでしょう。

しかし、家族葬を納得できる形で行えるかどうかは、葬儀社の選択にかかっていると言っても過言ではありません。

葬儀は短期間で準備しなければならないことも多く、金額や内容を知らずに依頼してしまうと、後から高額な葬儀費用を請求されてしまうケースもあります。

遺族の要望をしっかりと理解し、その上で予算を考慮したプランを提案してくれる葬儀社を選びましょう。

費用を抑える方法を詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

【関連記事】家族葬の費用を安くする方法7選|費用の相場や注意点も紹介

 

家族葬の費用を知りたい方は

家族葬の費用について詳しく知りたい方は、お気軽に斎奉閣へご相談ください。

斎奉閣では、ご遺族の要望や予算にあわせて最適なプランをご用意しています。

なお、家族葬を検討する際は、「どのような家族葬にしたいのか」を具体的に考えることが大切です。

特に費用面では葬儀会社にすべて任せてしまうと、金額が大きくなりがちです。

事前に葬儀の相談をすることで、突然の訃報に慌てないだけではなく、葬儀費用が高くなることを防げます。

ご希望に合った家族葬を執り行いたい方は、無料事前相談をぜひご活用ください。

 

まとめ:10人ほどで行う家族葬の費用について

家族葬は、規模を縮小することで、一般的なお葬式よりは費用を抑えやすい傾向にあります。

しかし、葬儀本体にかかる基本的な費用はほとんど同じです。

参列者の数を絞るだけでは費用が大幅に抑えられるわけではありません。

そのため、気心が知れた身内のみで静かに故人を見送りたい場合は、故人の意向やプラン内容などをしっかりと把握して準備することが大切です。

なお、斎奉閣の家族葬は、豊かな花々に囲まれた暖かい祭壇とスタッフの心遣いで、大切な方とのお別れを心ゆくまでお過ごしいただけます。

お近くの斎奉閣へ、お気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修者

花岡一雅(はなおか かずまさ)四日市地区斎奉閣 館長 2級葬祭ディレクター

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