参列者5人以下でも家族葬はできる?費用相場や人数を減らすメリットを解説

公開:2024.05.30

参列者5人以下でも家族葬はできる?費用相場や人数を減らすメリットを解説

費用面や心身の負担などの面から、5人以下の少人数での家族葬を検討する方もいるのではないでしょうか。

しかし、家族葬を選んだからといって必ずしも費用や心身の負担などを抑えられるケースばかりではありません。

家族葬を執り行った場合においても、想定以上の費用になることがあります。

この記事では参列者5人以下でも家族葬が行えるか、費用相場とともに解説します。

メリットや注意点のほか、葬儀費用を安くする方法もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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家族葬は5人以下でも行える?

結論から言うと、家族葬は5人以下でも行えます。

葬儀は参列者数に決まりやルールがなく、少人数でも行えるためです。

たとえば、喪主を含めて2名で行うケースもあります。

家族葬では故人と親しかった人たちだけを招くことが一般的で、必ずしも多くの人を招待する必要はありません。

葬儀に誰を呼ぶかは個々の判断によりますが、以下のような決め方があります。

  • 葬儀の規模で決める
  • 故人の遺志を尊重する
  • 今後の付き合いも考慮する

葬儀には予算が伴うため、規模をどの程度にするかを優先して決めてください。

また、個人の遺言などにより、葬儀のやり方や希望する参列者や人数などを遺していたら、それに従いましょう。

なお、家族葬の人選について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

【関連記事】家族葬はどこまで呼ぶ?参列者の決め方や決める際の注意点をわかりやすく解説

 

家族葬を5人ほどで行う際の費用相場

家族葬を5人で行う場合、費用の相場は一般的に100万円前後となります。

葬儀そのものの費用は70万〜75万円が想定されますが、宗教者へのお布施やお礼を加えると総額100万円程度を見込む必要があります。

一般葬に比べれば少ないものの、参列者数が少なくても費用を大きく抑えられない場合もあるので注意しましょう。

なお、家族葬の費用内訳は以下のとおりです。

項目

費用

葬儀基本費用

約40万円

式場使用料

約15万円

車両費用

約10万円

火葬費用

約1万円

お布施

約30万円

合計

約96万円

10人以下では専用の小さな葬儀場を見つけるのが難しいため、10人程度を収容できる一般的な家族葬の会場を使用することになります。

その分、人数が少なくても費用が下がらないことがあるでしょう。

また、少人数の場合は食事を省略することが多いですが、提供する場合は一人あたり1,500〜3,000円の予算を見ておいてください。

ただし、これらはあくまで目安であり、葬儀社によっては費用が異なるため、事前に確認することが大切です。

10人程度の家族葬については以下の記事でも解説しているので、あわせてご覧ください。

【関連記事】家族葬を10人ほどで行う際の費用相場|内訳や安くする方法を解説

 

家族葬を5人ほどで行うメリット

家族葬を5人ほどで行うメリットは、以下の3点です。

  1. 葬儀費用を抑えられる
  2. 葬儀前後の負担を減らせる
  3. 個人との最後の時間を大切にできる

上記のメリットを確認し、家族葬の人数を検討してみてもいいでしょう。

 

メリット①:葬儀費用を抑えられる

家族葬のメリットの1つは、葬儀費用を抑えられる点です。

参列者が少ないため、葬儀全体の規模を小さくできる分、費用も削減できます。

しかし、参列者が少人数の場合は受け取る香典も少なくなるため、実質的な負担が増えるでしょう。

特に香典を受け取らない場合には、葬儀費用の全額を負担する必要があります。

「家族葬=費用が安い」と思い込まず、香典で賄える分を考慮し、実際の支払い額を検討することがポイントです。

なお、家族葬の費用を抑えたいときは後述の「家族葬の費用をさらに安くする方法」をご覧ください。

 

メリット②:葬儀前後の負担を減らせる

家族葬のメリットは参列者が親族や親しい人たちに限られる分、葬儀前後の負担を軽減できる点にもあります。

具体的には、以下の負担を軽減できます。

  • 多くの方々への連絡
  • 葬儀当日の受付や会計
  • 香典返し
  • 葬儀後の四十九日法要の案内 など

一般葬で多くの参列者を想定する際は、それぞれに葬儀の日程を連絡する必要があり、その負担は大きいものです。

しかし、家族葬であれば家族や親族などの参列となるため、連絡する相手が少なくなります。

また、一般葬では参列者への受付や食事の用意が必要ですが、家族葬では不要なケースも多々あります。

香典においても家族葬では受け取らないケースもあり、その分香典返しも不要です。

四十九日法要の案内も不要あるいは簡易的なものとなり、葬儀後も心身や費用面の負担を減らせるでしょう。

 

メリット③:故人との最後の時間を大切にできる

家族葬は故人との最後の時間を大切にできます。

一般葬のように当日の準備や来賓への対応に追われることなく、参列者は心に余裕を持って故人との別れを深く悼む時間を持てるためです。

また、葬儀社によりますが、家族葬では故人の写真や動画から生前の思い出をビデオにして式場での放映も可能です。

ほかにも故人が生前に好きだった楽曲を流す、写真のパネル展示をするなど、遺族の意向を反映させられます。

小規模ながらも意味のある時間を過ごすことで、故人との関係を振り返り、心の整理をつけやすくなるでしょう。

 

家族葬を5人ほどで行う際の注意点

家族葬を5人ほどで行う際には参列者の範囲が限られるため、葬儀に招かれない方々への配慮が必要です。

葬儀に招待しない親族や友人がいる場合は事後に連絡を取り、家族葬であったことと理由を説明してください。

また、可能であれば、葬儀の後に個別に故人を偲ぶ会を開くなど、別の機会を設けることも1つの方法です。

さらに、故人との関係が深い人たちだけを招いたことによる誤解を避けるため、事前に参列者にはSNSへの投稿などを控えるように促しておきましょう。

事後報告については、以下の記事で注意点やテンプレートを解説していますので、参考にしてください。

【関連記事】家族葬を事後報告する時に使えるテンプレートと注意点について解説

 

家族葬の費用をさらに安くする方法

家族葬の費用をさらに安くする方法として、以下の内容が挙げられます。

  • 公営斎場を使用する
  • 葬儀の規模を小さくする
  • 無宗教葬にする
  • 複数の葬儀社から見積もりをもらう
  • 補助金・給付金制度を活用する
  • 安い葬儀社を選ぶ
  • あらかじめ問い合わせておく

故人をしっかりと送り出したいという気持ちだけで式場や葬儀の規模を決めてしまうと、高額になる可能性があります。

葬儀の内容が同じでも費用は葬儀社によって異なるため、複数の業者にあらかじめ相談しておくとよいでしょう。

なお、家族葬の費用を安くする方法について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。

【関連記事】家族葬の費用を安くする方法7選|費用の相場や注意点も紹介

 

家族葬の費用を知りたい方は

家族葬は、ケースバイケースで費用が異なります。

一般的な認識としては「家族葬によって費用を抑えられる」と考えるケースがほとんどです。

しかし、葬儀にはさまざまな費用がかかり、オプションを追加したりこだわりがあったりすると、料金も高くなりがちです。

正確な費用を知りたい方は、斎奉閣の無料事前相談をぜひご利用ください。

 

まとめ:5人ほどで行う家族葬の費用について

家族葬は5人ほどの少人数でも行え、おおむね100万円が費用の目安です。

ただし、総合的な費用については事前に葬儀社に確認する必要があります。

その際は宗教者へのお布施やお礼も含めて考えておきましょう。

なお、斎奉閣では家族葬に関しての相談も受け付けておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

藤田 悠(ふじた ゆう) 鈴鹿中央斎奉閣 館長 1級葬祭ディレクター

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