生桑斎奉閣
晩年を過ごした刻(とき)の愛用品

喪家様とお話をしている時に、
故人であるお父様が晩年をどのように過ごされてきたのか話してくれました。
~いつもの日常~
朝起きて、お出かけ。
家に帰り、夜が訪れたら寝る。
ただ、いつもの生活には、欠かせない「愛用品」が2つあります。
1つ目は「帽子」。
アメリカ旅行で何気なく購入した、LAと描かれたロサンゼルス・ドジャースの帽子。
お出かけ時には欠かせない友人とのこと。
何気ないお土産が、人生を共...
生桑斎奉閣
「えっ!?これホントに手作りですか!?」

ご葬儀のお打合せの際、ご遺族様とお母さまの趣味についてお話しをしていた時のこと。
故人様は女学校時代に裁縫の技術を身に着け、お子様に着せてあげる衣服はもちろんのこと、親戚や友人にも手作りの衣装などをプレゼントされており、その素晴らしい出来栄えに皆様たいへん喜ばれて重宝されていたそうです。
裁縫の技術は衣服以外でも発揮されており、遂にはその腕前が認められ、50歳の頃に見事師範の資格を取得されました。...