40代の終活は断捨離から?やること一覧や絶対避けたい落とし穴も解説

公開:2024.09.19

40代の終活は断捨離から?やること一覧や絶対避けたい落とし穴も解説

40代の終活では、断捨離してセカンドステージに必要なものを選別します。
自分の価値観や大切なものを再確認する機会となるため、年々注目が集まっています。
しかし、「40代で終活を始めるのは、早くないだろうか」「必要な断捨離とはどのようなものか」と疑問に感じる方も多いでしょう。

この記事では、40代での終活を断捨離から始めるべき理由について解説します。
断捨離でのやることや絶対に避けたい落とし穴についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

▼気軽にご相談ください。

 

終活を40代から始めたほうがよい理由

終活を40代から始めたほうがよい主な理由は、以下のとおりです。

  • 体力がある
  • 判断力がある
  • 自分の人生を見つめ直す時期である
  • 選択肢が豊富である など

終活では物だけでなく人間関係やサービスも整理するため、取捨選択には判断力が求められます。
作業時の体力消耗を考慮すると、活動可能な40代に終活を始めるのが最適です。

また、40代ではキャリア形成や親との別れなど、転換となる出来事も多く訪れます。
今後の生き方について見つめ直すうえで、終活はよい機会といえるでしょう。

40代から終活を始めるべき理由や具体的な対応を詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

【関連記事】終活を40代から始めるべき理由とは?取り組むメリットや具体的な内容も

 

40代の終活で断捨離を始める3つのメリット

40代の終活で断捨離を始めるメリットは、以下の3つです。

  1. お金が貯まりやすくなる
  2. 人間関係の悩みが少なくなる
  3. 50代以降の終活が楽になる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

メリット①:お金が貯まりやすくなる

40代の終活で断捨離を始めると、お金が貯まりやすくなります。
断捨離によって整理された環境に慣れると、余計なものを買う機会が少なくなるためです。

とくに、40代以降の世代では以下の支出が多くなる傾向にある分、貯蓄を増やしておく方が賢明です。

  • 子どもの成長に伴う教育費用
  • 親の高齢化による介護費用
  • 自分の健康維持や疾病の治療にかかる費用

お金が貯まりやすくなると、老後に向けた資産形成にも役立ちます。
将来に対する不安の軽減が図れるため、気持ちに余裕が生まれるでしょう。

 

メリット②:人間関係の悩みが少なくなる

終活で断捨離では人間関係も整理すると、対人トラブルなどの悩みが少なくなります。
疎遠な関係を見直して大切にしたい人のみを残せば、精神的な負担を減らせます。

40代になると交流は幅広くなり、とくに子どもがいると学校や習い事などさまざまな場面での付き合いも多くなるでしょう。
人間関係が複雑になれば悩みも増加し、メンタルヘルスにも大きく影響します

穏やかな老後を送りたい方は、ストレスの原因となる関係や環境を見直して早めに改善しましょう。

 

メリット③:50代以降の終活が楽になる

40代から取り組めば、体力が落ちる50代以降の終活が楽になります。
実際、生活習慣病は50代から増加傾向にあります。
高齢期には病気になるだけではなく、視力や認知機能の低下が進むケースも少なくありません。

別れの機会も増え、精神的に不安定になる可能性も出てくるでしょう。
そのため、心身機能を維持できる40代に終活を始めることで、自分だけではなく、協力する家族の負担も軽減しやすくなります。
終活を早く始めるメリットや、やるべきことについて詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてください。

【関連記事】終活はいつから始めるべき?早くから始めるメリットや、やるべきことをご紹介

引用元:厚生労働省|年代別・世代別の課題

 

40代の終活で断捨離を始める際によくある落とし穴

40代の終活で断捨離を始める際によくある落とし穴は、以下の2点です。

  1. 時間を確保するのが難しい
  2. なかなか捨てられない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

断捨離の基本的な進め方や注意点について知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

【関連記事】終活で断捨離を行うメリットは?50代・60代で始める人が多い理由も紹介

 

落とし穴①:時間を確保するのが難しい

40代はまだまだ働き盛りであるうえに、仕事だけでなく育児の課題も抱えているため、断捨離の時間を確保するのが難しい傾向にあります。
実際、育児をしている40代前半の有業者割合は、以下のとおりです。

  • 男性99.3%
  • 女性75.6%

育児以外にも、介護や疾病の問題を抱えているケースも少なくありません。
各課題の背景と解決策は、下表のとおりです。

課題の背景

解決策

・後輩の指導や育成など、社会的地位の向上に伴い責任が増える
・親の介護が必要となる
・子育ての転換期を迎えるケースが多い
・自分の体調に変化が生じる

・1人ですべてを抱えない
・1回の時間を短くして、継続的に取り組む
・介護サービスを頼る
・子育ての先輩に話を聞く
・定期的に健診を受ける

子育て世帯に限らず単身者でも、時間にゆとりを感じることは難しいのが現状です。
しかし、終活での断捨離は自分にとって必要なものを慎重に選定するため、時間が必要となります。
まとまった時間を取れない場合は一気に進めるのではなく、1日10分など少しずつ進めるとよいでしょう。

終活に関する疑問や不安がある方は、事前無料相談より気軽にご相談ください。

引用元:
総務省統計局|令和4年就業構造基本調査
内閣府|国民生活に関する世論調査

 

落とし穴②:なかなか捨てられない

いざ断捨離に取り組もうとしても「なかなか捨てられない」となる課題の背景と解決策は、下表のとおりです。

課題の背景

解決策

・所有物に限りがなく、それぞれに思い出がある
・仕事や金銭面など書類が多い
・自分のものを選定することが難しい

・捨てるのではなく、リサイクルする
・基準を設ける
・判断に困る場合は、保留用の箱に入れる
・家族に相談する
・少しずつ、定期的に断捨離する

40代では家族と共有するものもあり、所有物の数が膨大となります。
愛着がわき捨てられなくなるため、「2年使用していなければ処分」などの基準を設けることも有効です。
捨てるだけでなく、リサイクルのように形を変えれば、気持ちが整理できる場合もあります。

終活で身辺整理をスムーズに進める方法について詳しく知りたい方は、下記の記事もチェックしましょう。

【関連記事】終活で行う身辺整理とは?項目別のやり方やスムーズに進めるコツも解説

 

40代の終活で優先的に断捨離したいこと一覧

40代の終活で優先的に断捨離したい内容は、下表のとおりです。

断捨離の対象

具体例

物やサービス

・着用しない衣類や靴の整理
・本や書類の整理
・利用していないサブスクリプションの解約 など

デジタル情報

・パソコンやスマートフォンのパスワードやID見直し
・不要なデータやSNSの整理
・Webサービスの解約 など

資産

・使っていない銀行口座の整理
・クレジットカードの整理
・不動産に関する契約状況の評価
・所持している株式の見直し など

終活の断捨離では、作業負荷の大きいものを優先します。
とくに、銀行の口座整理は実際に支店へ足を運ばなければならないケースもあるため、早めに対応したいところです。

早い段階での決断が家族の負担軽減にもつながるため、40代から終活の一環として断捨離を始めましょう。

 

断捨離を始め40代の終活でお悩みの方は

40代の終活として断捨離を始めてみたいという方は、エンディングノートの活用がおすすめです。
エンディングノートで自分を見つめ直すきっかけを持つことで、何から着手すべきかが鮮明になってきます。

なお、斎奉閣では、オリジナルのエンディングノートを無料配布しております。
無料事前相談ページからダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

エンディングノートのメリットや書き方について詳しく知りたい方は、下記の記事もチェックしましょう。

【関連記事】エンディングノートとは?メリットや書き方のコツをご紹介

 

まとめ:断捨離は40代から始める終活でも取り組みやすい

断捨離は、40代から始める終活でも取り組みやすい作業です。
40代は社会的地位や心身の変化により、これからの生き方を見つめ直すよい時期にもなります。
体力や判断力があるうちに必要なものを取捨選択することで、折り返しの人生を快適に過ごせるでしょう。

なお、斎奉閣では終活に関する無料事前相談を実施しておりますので、お気軽にご相談ください。

無料事前相談受付中

  • 残された家族の負担を減らす
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  • 遺産相続のトラブルを回避できる

「事前準備を始めたいけど何から始めればわからない…」という方はお気軽にご相談ください。

この記事の監修者

花岡一雅(はなおか かずまさ)四日市地区斎奉閣 館長 2級葬祭ディレクター

松永英嗣(まつなが ひでつぐ)タイムプラス 所長

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