【できることから】終活に必要な準備とは?やることリストとともに解説
終活は残りの人生をよりよく生きるために大切な活動となり、幅広い年代から注目されています。
しかし、終活を始めたいと考えていても、「どのような準備が必要かわからない」と疑問を抱える方は多いでしょう。
この記事では終活の準備として必要なことを、一覧化したリストとともに解説します。
準備を進める際の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
終活で最低限やりたい3つのこと
終活で最低限やりたいことは、以下の3つです。
- エンディングノートの作成
- 遺言状の作成
- 身の回りの整理整頓
終活は、亡くなった後にご家族が困らないようにするための準備でもあります。
エンディングノートや遺言状の作成は、ご自身の希望を残す手段です。
身の回りの整理整頓も、ご家族が必要な手続きをスムーズに進めるうえでは欠かせません。
ご家族が大変な思いをしないように、終活で最低限やりたい3つのことは進めておく必要があります。
なお、斎奉閣では、終活に関するさまざまなお悩みにお答えしています。
終活の準備について疑問や不安がある方は、無料事前相談をご活用ください。
終活でやることリスト3つの内容や、よくある質問について詳しく知りたい方は、下記の記事をチェックしましょう。
【関連記事】終活のやることリスト3つ!終活のよくある質問も解説
終活でやることをスムーズに進めるための準備
終活でやることをスムーズに進めるには、以下7つの準備が必要です。
- 財産情報を把握する
- 身辺整理で優先的に着手すべきところを挙げる
- 亡くなる前や後の希望を検討する
- 終活ノート(エンディングノート)を選ぶ
- 大切な書類・データの保管場所を決める
- 終活サービスについて情報収集する
- 終活に関するセミナーへ参加する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
終活をいつから始めるべきか悩んでいる方は、下記の記事もあわせてチェックしてみてください。
【関連記事】終活はいつから始めた人が多い?やることリスト一覧や年代別のポイントも
準備①:財産情報を把握する
財産情報を把握することは、老後の安定した生活を送るうえで必須の準備です。
日々の暮らしにかかる費用や、病気や葬儀などの支出に備えた資産計画が立てられます。
具体的には、現在の貯金ともらえる年金額を把握し、普段の生活や治療に確保できる費用の目安を算出します。
不動産や投資などの資産を整理し、必要に応じて見直すことも大切です。
医療や死亡に関する保険も、終活をきっかけに再考してみてください。
また、財産情報を把握することで、不要な銀行口座や未使用のクレジットカードも整理できます。
今後の生活に必要な資産を判断できるようになり、気持ちに余裕も生まれるでしょう。
準備②:身辺整理で優先的に着手すべきところを挙げる
作業を円滑に進めるためには、優先的に着手すべきところを準備段階で挙げておくことが重要です。
終活を始める年齢によっては、身辺整理が心身に負担となる場合もあります。
時間と体力を要する作業から着手するなど、優先順位を決めることで全体の見通しが立ちます。
また、ご自身でできる部分と、ご家族や専門業者の協力が必要な内容の明確化も可能です。
終活の準備による体力消耗を防ぎ、無理なく身辺整理を進めていけるでしょう。
身辺整理の具体的なやり方やコツについて知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
【関連記事】終活で行う身辺整理とは?項目別のやり方やスムーズに進めるコツも解説
準備③:亡くなる前や後の希望を検討する
高齢になると体調の悪化や認知機能も低下するため、終活の準備として亡くなる前や後の希望を検討しておく必要があります。
有事の際に備えて検討しておきたい内容は、下表のとおりです。
医療 |
・病院や薬の情報 |
|||
介護 |
・在宅か施設入所か |
|||
葬儀 |
・葬儀の規模(一般葬や家族葬) |
|||
墓 |
・購入時期(生前か死後) |
人生の最終段階における医療やケアについて、ご家族と話し合っている方は多くありません。
しかし、医療や介護において、判断を迫られる状況は突然やってきます。
いざというときに困らないよう、ご自身の希望を明確にして記録することが重要です。
また、墓の購入は生前に済ませれば、相続に関する節税対策として有効です。
葬儀の規模も事前に決めておくことで予算が明確になり、余計な出費を防げます。
余裕をもって生活するためにも、終活の準備を早めに進めて負担を減らすようにしてください。
決めきれない部分については、終活ノートに希望を記しておきましょう。
準備④:終活ノート(エンディングノート)を選ぶ
身辺整理に着手する内容や、亡くなる前後の希望を記録する際は終活ノート(エンディングノート)の活用をおすすめします。
どのようなノートでも代用できますが、情報を整理しにくく、希望が確実に伝わらないケースもあります。
一方、終活ノートは必要事項があらかじめ用意されている分、書きやすく継続的に見直しやすい点が特徴です。
ご家族に意思を伝えるうえで、終活ノートは重要な役割を果たしてくれます。
ただし、法的な拘束力はないため、効力のあるメッセージを残したい場合には、遺言書の作成が必要です。
亡くなった後にご家族間でトラブルが生じないように、終活ノートに記録する内容は話し合っておくようにしましょう。
終活ノートと遺言書の違いや選び方について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
【関連記事】終活ノートとは?遺言書との違いや選び方を解説!保管時の注意点も
準備⑤:大切な書類・データの保管場所を決める
大切な書類やデータは保管場所を決めて管理しておけば、必要なときに探す手間が省けます。
手続きの際に欠かせないため、必ずご家族と保管場所を共有しておきましょう。
たとえば、紙媒体の書類には以下のようなものが含まれます。
- 遺言書
- 終活ノート
- 通帳
- 保険や不動産の契約書 など
要否を区別して、重要な書類だけを残すようにします。
データなどは、外部のハードドライブやクラウドにバックアップしておくと安心です。
死後にパソコンやスマートフォンなどのデータが他人に見られる可能性も考慮し、デジタル終活に取り組むことも重要です。
デジタル終活の注意点やデータの整理方法について知りたい方は、下記の記事もあわせてチェックしてみてください。
【関連記事】デジタル終活とは?始めるメリット・注意点やデータの整理方法を解説
準備⑥:終活サービスについて情報収集する
終活サービスについての情報収集は、準備をスムーズに進めるうえで効果的です。
大変な手続きについても、終活サービスを利用すれば専門家がサポートしてくれます。
終活サービスの活用で、亡くなった後の供養や事務手続きも明瞭となり、最期についての不安が軽減します。
身寄りがない方でも安心して終活の準備が進められるため、いざというときに活用できるよう情報収集しておくことが大切です。
終活サービスで受けられる支援内容や選び方について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
【関連記事】終活サービス会社で受けられる5つの支援|選び方やメリット・デメリットも
準備⑦:終活に関するセミナーへ参加する
終活の準備をスムーズに進めるためには、内容を学べる講習会であるセミナーへの参加がおすすめです。
地域性や最新情報を取得できるだけでなく、一緒に取り組む仲間もできます。
終活の準備に取り組む意欲がわき、進め方が明確になるでしょう。
セミナーの形態は、座学や体験型など多岐にわたります。
参加費もそれぞれ異なるため、事前の情報収集が大切です。
終活セミナーで学べる内容やメリットを詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてチェックしてみてください。
【関連記事】終活セミナーとは?学べる内容や参加するメリット・選び方を解説
終活の準備を進める際の注意点
終活の準備を進める際の注意点は、主に以下の3つです。
- デジタル終活を行う
- 前向きな計画を立てる
- 終活の情報をご家族と共有する
パソコンやスマートフォンなどのデジタル終活は、データの種類が多く整理は大変です。
デジタル終活は、未整理のデータを探すといったご家族の手間を省くことにつながります。
アカウント情報などは、エンディングノートに記録しておきましょう。
財産に関する内容などは、のちのちトラブルに発展する恐れがあるため、注意が必要です。
終活の準備はご家族と共有する視点をもち、協力しながら進めることが大切です。
ただし、ご家族の負担軽減だけに意識を向けず、ご自身が楽しく生活できるように前向きな計画を立てて取り組むことも忘れないようにしてください。
終活の準備でお悩みの方は
終活をスムーズに進めるためには、準備が重要です。
第一歩として、エンディングノートの用意をおすすめします。
エンディングノートを使えば、人生を振り返り、亡くなったあとの整理に向けてご自身の気持ちを見つめ直すよい機会になるでしょう。
斎奉閣では、終活の準備に役立つエンディングノートを無料でプレゼントしています。
終活の準備に関する疑問や悩みにお答えする無料事前相談も実施しているため、ぜひお気軽にお問い合わせください。
まとめ:終活の準備について
終活は、やることに優先順位を付けて準備するところから始まります。
終活の準備につまずくときは、無理せず専門家に相談することが大切です。
なお、斎奉閣では、終活に関するさまざまなご相談を承っております。
終活の準備を進める方法について悩んでいる方は、お気軽に無料事前相談をご利用ください。
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「事前準備を始めたいけど何から始めればわからない…」という方はお気軽にご相談ください。
この記事の監修者
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葬儀・法事の知識
この記事の監修者
阿部貴之
名張・伊賀地区斎奉閣 館長 1級葬祭ディレクター