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自然葬とは?豊富な種類や費用相場を解説

葬儀やお墓に対する価値観の変化と共に、人気が高まっているのが自然葬です。

自然葬とは、具体的にどのような葬儀スタイルなのでしょうか。

自然葬の種類やお墓参り、実際に自然葬を選択した場合の費用負担など、気になる情報をまとめます。

自然葬を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

自然葬とは

日本では昔から、故人は火葬して、骨壺に入ったお骨をお墓に納めるという形が一般的でした。

しかし近年、お墓に入るのが当たり前と考える風潮が変化してきています。

その代表とも言えるのが、火葬した後のお骨を自然に還す自然葬なのです。

自然葬では人間も生き物の一種であり、亡くなった後は自然に還るという考え方が根底にあります。

さらに、自然葬の人気が高まっている理由として、以下のような点が挙げられるでしょう。

  • 子どもに墓守の負担を残したくない
  • 新しい墓地や墓石購入の負担が重い
  • 宗教や宗派に対する思い入れが薄い

菩提寺にお墓がある場合、お寺との付き合いがずっと続いていきます。

そもそもお墓を受け継ぐ人がいないというケースは少なくないでしょう。

また新たにお墓を購入する場合、葬儀代以外にも費用負担が必要になります。

 

自然葬を選択した場合、墓石を購入する必要はありません。

また、お墓の維持や管理の負担は大幅に軽減されるでしょう。

 

自然葬の種類

自然葬には、様々な種類があります。

人気のスタイルを4つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

種類①:散骨

散骨は、火葬した後のお骨を小さく砕き、自然の中に撒くスタイルの自然葬です。

  • 自分が死んだら、自然に還してほしい
  • 窮屈なお墓に入れられるよりも、大好きな自然を身近に感じていたい

このような希望から、散骨を希望する方は増えてきています。

もちろん、散骨をすればお骨は残りません。

それも、お墓を維持してくれる人がいないという場合は、メリットになるでしょう。

 

ちなみに空中に散骨する場合には、以下のような方法が選ばれやすいです。

  • ヘリコプターから空中に散骨する
  • 大きな風船に遺骨の一部を入れて、自然に破裂させる

ヘリコプターから散骨する場合、環境への配慮から、海の上で散骨されるケースが多いようです。

風船を使う場合、高く上がったのちに自然と破裂する仕組みになっています。

環境への配慮が少なくて済むこと、また地上から見送る家族の負担が少ないことが、メリットと言えるでしょう。

 

亡くなった方の埋葬については、法律で定められています。

火葬後のお骨を埋葬できる場所は、許可を受けた墓地のみです。

一方、散骨に関する法律は、2022年時点で存在しません。

ただし自治体の条例で、制限を受ける可能性があります。

もちろん、私有地や公共の場所、水源近くは避けた方が良いでしょう。

散骨を選択する人が増えているからこそ、マナーを守った行動が求められています。

 

種類②:樹木葬

樹木葬は、埋葬するタイプの自然葬です。

つまり、許可を受けた墓地のみで認められています。

自然葬の中でも、従来型のお墓に近いスタイルだと言えるでしょう。

 

樹木葬の場合、墓石はありません。

墓石の代わりに、自然の樹木が墓標になります。

土の中の遺骨は、時間の経過と共に自然に還っていくでしょう。

一般的なお墓のように、いつまでもお骨や骨壺が残ることはありません。

 

樹木葬は、墓地や墓石に慣れ親しんだ世代にも、比較的受け入れられやすい自然葬と言えます。

また、以下のようなメリットがあります。

  • 墓石や遺骨が残らないため、お墓を管理する必要がない
  • お墓を継ぐ人がいなくても大丈夫
  • 宗教や宗派が限定されないため、宗教上のトラブルを避けやすい

散骨とは違い、墓標が残るのも樹木葬の大きな特徴です。

自然葬の中でもマイルドな樹木葬は、特に人気の葬送方法と言えるでしょう。

樹木葬については、コラムでも詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

【関連記事】樹木葬(じゅもくそう)とは?メリット・デメリットや後悔しないためのポイントを解説

 

種類③:海洋葬

海洋葬は、海洋散骨とも呼ばれます。

火葬後のお骨を細かく粉砕したあと海に散骨する方法です。

船で海に出て沖でお骨をまきます。

 

散骨で問題になりやすいのが散骨する場所(海)です。

法律や条例によるルールがない場合でも、身近な場所への散骨でトラブルが発生するケースはあります。

周辺環境に配慮せずに散骨すれば、裁判に発展する恐れもあるでしょう。

 

海は身近なだけに海洋葬にも守るべきマナーがありますが、地上や空中での散骨に比べて対応しやすいという特徴があります。

専門の業者に依頼して、サポートしてもらうのがおすすめです。

 

種類④:山葬

山葬とは、山に散骨する自然葬です。

もともと山に親しみのある方や、故郷の山に思い入れがある方などに人気です。

山葬は散骨に当たりますので、法律上のルールはありません。

もし自身や家族が所有している山があれば、遺骨を細かく粉骨した上で比較的自由に散骨できるでしょう。

 

自身で山を所有していない場合は、当然持ち主の許可を得る必要があります。

山葬したい山を決めたら、持ち主が誰なのかを確かめましょう。

その上で事情を伝えて、許可をもらいます。

 

また、山葬の場合も専用の散骨場が用意されていたり、専門の業者によるサポートを受けられることもあります。

多少費用がかかりますが、安心安全のためにも利用するのが無難かもしれません。

 

自然葬のタイミング

自然葬を選択した場合、どのタイミングで行うべきかを悩む方は多いのではないでしょうか。

自然葬は、宗教上の制約を受けにくいというメリットがあります。

タイミングも、遺族の気持ちに整理がついた段階で行動すれば大丈夫です。

 

一般的には、お墓への納骨と同じように、四十九日の法要を目安に行われるケースが多いようです。

四十九日は遺族が集まる機会ですし、気持ちに区切りをつけやすい時期でもあります。

遺族の気持ちを考慮しつつ、ベストなタイミングを探ってみるのが良いでしょう。

 

自然葬をした時のお墓参り

一般的にお墓に納骨すると定期的なお墓参りで亡くなった方を供養することができます。

自然葬をした場合は墓石がありませんから、どこにお参りするべきか悩むこともあるでしょう。

 

樹木葬では墓地に植えられた樹木が墓標となりますから、好きなタイミングでお参りができます。

一方で散骨を選んだ場合は、明確なお参り場所はありません。

お参りにこだわりたい場合は、分骨して一部を散骨する方法がおすすめです。

また海岸まで出かけ、散骨した方向に向かってお参りするという方もいます。

散骨を依頼した業者によっては、専用の船を出してお参りクルーズを行ってくれるケースもあるので、確認してみてください。

 

自然葬の場合、墓地や散骨場所によっては、一般的なお墓参りを想定していない場合があるでしょう。

また、お墓参りに関するルールが定められている可能性もありますので、事前に確認しておくと安心です。

 

自然葬の費用相場

自然葬にかかる費用は、どの種類を選択するのかによっても大きく変わってきます。

希望スタイルに合わせて、事前にリサーチしてみましょう。

 

たとえば樹木葬の場合、区画ごとに墓地使用料が発生するシステムが多いようです。

墓石の購入費用はかかりませんが、区画の広さや樹木の種類などによって、10万円〜100万円と幅広いです。(よりそうお葬式調べ)

費用を抑えたいのであれば、合祀型樹木葬を選択するのも良いでしょう。

この場合、5万円程度から利用できる墓地や霊園もあるようです。

 

散骨を希望する場合に大きな出費となるのは、乗り物代です。

散骨場所に行くための船代やヘリコプター代が必要になるほか、業者にサポートや代行を依頼する場合は報酬も必要となります。

海洋散骨では20万円〜30万円程度、空中散骨の場合は30万円〜60万円が費用の目安となるでしょう。(よりそうお葬式調べ)

 

今回紹介した費用は、あくまで相場です。

様々な要因によって変動するため、事前によく確認した上で葬送方法を決定しましょう。

 

まとめ

自然葬を検討している方に向けて、気になる情報をまとめました。

自然葬という言葉は知っていても、内容まではよく知らない……という方も多かったのではないでしょうか。

自然葬の種類、それぞれのメリットやデメリットを知った上で、自分に合った方法を選択してください。

特に人気が高いのは樹木葬ですが、海や山が好きという理由から散骨を選ぶ方も少なくありません。

いずれのスタイルでもトラブルを避けるため、専門家に相談の上でサポートしてもらうのがおすすめです。

大切な人の遺骨を、希望に沿った形で葬送できることでしょう。

 

斎奉閣では、自分が亡くなったあとのお墓をどうするのかお悩みの方や、亡くなったらどこに眠りたいのかについてお考えの方への選択肢の一つとして、自然葬をご提案させていただいております。

自然葬だけでなく、納骨先を探すためのご相談も受け付けております。お気軽に斎奉閣の無料事前相談をご利用ください。

 

【参考】自然葬とは?種類や費用について
【参考】自然葬とは?散骨との違い、その種類や法律・金額相場など
【参考】散骨の費用相場はいくら?種類ごとの相場や費用を抑える方法も

 

この記事の監修者

原田康之(はらだ やすゆき)
セレモニー事業部・メモリアルヒルズ四日市 マネージャー

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