お見舞金の相場は?封筒の書き方やマナーについてわかりやすく解説

公開:2023.05.23  更新:2024.03.22

お見舞金の相場は?封筒の書き方やマナーについてわかりやすく解説 親しい方が病気や怪我などで入院した際に、お見舞金を渡す風習があります。
とくに長期間にわたる入院を余儀なくされた方に対しては、経済的な支援と精神的な支援の両方の意味を込めて、お見舞金を渡しておくのが妥当です。

しかしいざお見舞金を渡そうと思っても、いろいろとわからないことがあって困ってしまう方が多いのではないでしょうか。
いくらくらいお金を包めばよいのか、封書には何を書くべきなのか、ほかに何かマナーはあるのか。
知識のない状態では、誠実な人ほど不安になってしまいます。

そこでこの記事では、お見舞金を渡す際の金額相場や、封書の書き方、マナーとして気をつけるべきことなどを一通り解説します。 最後まで読むことで、お見舞い金についての知識がしっかりと身につくことでしょう。

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お見舞金の相場

お見舞金の相場 お見舞金の額に明確なルールはありません。
いくらであっても、入院している相手の心証を悪くしないのであれば、まったく問題はないでしょう。

しかし、一般論としての相場は存在します。
常識から外れたことをしたくないのであれば、以下の金額を頭に入れておくとよいでしょう。

  • 親、兄弟、祖父母、孫、親戚:5,000~10,000円
  • 友人、知人:3,000~5,000円
  • 仕事関係者:(1人あたり)3,000円
  • 近所の方:3,000~5,000円

上記の範囲内であれば、とくに悪目立ちをすることもなく受け入れてもらえるはずです。
そのうえで、お見舞金については2つほど注意点があります。
以下の解説をしっかり読んで、頭に入れておきましょう。  

4、6、9を連想させる金額は避ける

前項で解説した金額の範囲内であっても、お見舞い金にはタブーとされる数字が存在します。
4、6、9の数字が含まれる金額です。
これらの数字は、4(死)、6(無)、9(苦)を連想させるということで、古くから日本においては見舞金の額としてふさわしくないとされています。
したがって前項の例でいうと、友人・知人は3,000円か5,000円のどちらかにしておくのが妥当で、4,000円は避けるべきですね。

また欧米では13が不吉な数字とされているので、見舞金を渡す相手が欧米人である場合には注意しましょう。
個人が13という数字を含んだ金額を渡すことはあまり考えられませんが、仕事関係の見舞金は有志何名かでまとめて渡すこともあります。

その合計額が、たとえば13,000円にならないよう気をつける必要があります。  

新札を渡すのも避ける

お見舞金においては、新札を渡すことはタブーであるとされています。
新札は事前に準備しなければ用意できないものであり、病気や怪我をあらかじめ予測していたかのように解釈できるからです。
もちろん実際には、わざわざ用意しなくても新札が手元にある状態は起こり得ます。
上記はあくまでもイメージの問題です。 手元に新札しかない場合には、封筒に入れる前に折り目をつけておきましょう。

それだけのことでも新札ではなくなるので、問題は解消されます。
ちなみにこのマナーは香典にも当てはまることなので、覚えておきましょう。  

お見舞金を入れる封筒の種類

お見舞金を入れる封筒の種類 お見舞金を渡す際には、当然ながら財布から出した現金をそのまま渡すわけにはいきません。
きちんと包んだ状態で手渡すことになります。 お見舞金を包む際に使う封筒としては、祝儀袋が妥当です。

お見舞金には相手の回復を願う意味があるため、紅白のめでたい祝儀袋を選んでおきましょう。
中袋のあるタイプを使うのが正式な作法となります。
病気や怪我は不幸な出来事ではありますが、だからといって不祝儀袋を使ってはいけません。
回復を祝う意味で渡すのがお見舞金なので、前向きな祝儀袋にしておきましょう。

お札は肖像画があるほうを表側にし、向きを揃えて入れてください。  

お見舞金の封筒の書き方

お見舞金の封筒の書き方 お見舞金の封筒の表には、毛筆や筆ペン、あるいは太めのフェルトペンで「御見舞」と書き、その下に送り主の氏名を記入します。
ただし送り主が個人でない場合には、以下のような書き方を選ぶ必要があります。
まず連名の場合には、「御見舞」の下に右から目上の順に氏名を記入してください。
送り主が3名までなら、全員の氏名を連名で記載しましょう。

目上の人を右端に書き、左に向かって下位の人の氏名を書くのが一般的です。
4名以上でまとめて贈る場合には、「御見舞」の下に代表者の名前を記入したうえで、その左に「外一同」と書きましょう。

具体的なメンバーの名前は、祝儀袋に入ったお札と一緒に入れる別紙に記入しておきます。
会社から贈る場合には、「御見舞」の下に社名を記入し、その左側に代表者の名前を書いておきます。
会社から贈る場合であれば、ほとんどの場合は代表取締役の氏名となるでしょう。  

お見舞金を渡す際のマナー

お見舞金を渡す際のマナー お見舞金を渡す際のマナーとしては、主に以下の3つが挙げられます。

  1. 蝶結びの水引は避ける
  2. 表書きは3文字にする
  3. 連名は目上の方を一番右側にする

いずれも昔から続く縁起に関わることを踏まえておかないと常識のない人物と見られかねません。
以下の解説を読んで、しっかり把握しておきましょう。  

マナー①:蝶結びの水引は避ける

お見舞金を包む封筒としては祝儀袋が妥当ですが、蝶結びの水引は避けておきましょう。
回復を願う意味で祝儀袋を使いはしますが、お見舞いを伴う事態は決して喜ばしいことではないはずです。
そのため、よい出来事が起きた場面で使われる蝶結びの水引はふさわしくないといえます。

蝶結びの水引の代わりに、紅白の結び切りの水引を使いましょう。
結び切りには「繰り返すことのないように」という意味が込められているため、事故や病気で入院している方に渡す祝儀袋としては妥当です。

あるいは、そもそも水引のない祝儀袋を使っても問題ありません。  

マナー②:表書きは3文字にする

表書きは必ず3文字で「御見舞」としておきましょう。
現代的な感覚で書こうとすると「お見舞い」や「御見舞い」となりがちです。
しかし、これらは4文字であり「死」を連想させるので、避けるべきです。
4という数字を避けることが重要なのは、お見舞金の金額の項でも解説した通りです。  

マナー③:連名は目上の方を一番右側にする

連名でお見舞金を贈る際には、右から順に目上の方の名前を記入していきましょう。
とくに会社の名前で贈る場合には、序列が大きな意味を持ちます。
小さなことと侮ったりせず、しっかりと気を配っておきましょう。
上下関係のないグループでお見舞金を贈る場合には、名前の順番を意識する必要はありません。
まったくの順不同や五十音順でも構いませんし、友人関係であれば「なんとなく仲のよい順」程度の理由付けでも問題はないでしょう。  

お見舞金を渡す際の注意点

お見舞金を渡す際の注意点 ほかにお見舞い金を渡す際の注意点としては、以下のようなものが挙げられます。

  • メッセージを添えておく
  • 大人数で訪問することは避ける
  • 一緒に持って行くお見舞いの品は入院している側の事情を考えて選ぶ

お見舞金は相手を思いやって贈るものなので、メッセージを添えておくと喜ばれるでしょう。

次に、入院中の人は疲れやすい状態にあるため、大人数では行かない方が望ましいと考えられます。
また、食べ物などのお見舞いの品は、入院する側の都合を考え、できるだけ長持ちするものや小分けにしやすいものを選びましょう。  

まとめ

まとめ お見舞い金についての基本を、一通り解説しました。 お見舞いは近しい間柄の人間が回復を願っておこなうものであり、心がこもっていればいいのではと考える方も少なくないでしょう。

しかしやはり社会人としての習わしの一環であるため、昔からのマナーを守ることには一定以上の意味があります。

この記事を参考にして、お見舞いで失敗しないよう、必要な知識を頭に入れておいてください。

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