富田斎奉閣
もう大好きなお酒、止めてって言わないからね。

故人様は5年前に肝硬変と診断され、余命2年と宣告されました。
お酒が大好きだった故人様は病院の先生から「お酒を止めないともっと余命は短くなる。」と言われ、葛藤しました。
故人様のお父様もお酒で身体を壊したこともあり、奥様達もとても心配されたそうです。
ご家族様からもお酒を止めるよう言われたものの、外でこっそり飲んでいたこともありました。その後、お酒を飲んだことが見つかり、何度か喧嘩をしました。
亡...
富田斎奉閣
実りある人生。愛し愛されたお父様。

長身で賢人でとてもハンサムなお父様。
お父様は国鉄マンでした。ご自宅には、駅長のシンボルである金筋2本の制帽がショーケースに 飾られていました。
定年後は、詩吟、社交ダンス、旅行、絵などとても多趣味で、手先が器用だった故人様は銅板彫刻を始められ、後に指導者になられたそうです。お亡くなりになるまで週に一回教室をされていたそうです。お通夜、ご葬儀には沢山の関係者やお仲間が参列され、突然のお別れをとて...
富田斎奉閣
働き者のお母さんへ

故人様は、本当にご商売が好きな方だったそうです。
趣味などが特に無く、ご主人とずっと一緒にいた場所だからか、お客様が来ても来なくても、一日中店のレジに座っているのが、本当に好きだったとおっしゃっていました。
お店の名前は「八百八」。亡きご主人と2人で約55年前にオープン、喪主様がまだ小学校時代の頃です。
お2人でずっと一緒にお店をしてきましたが、ご主人が施設に入ってからは、故人様が1人でお店を開...
富田斎奉閣
家族が愛するお父様

喪主様のご主人様のご葬儀です。
若い頃は学校の先生をされていて導師様をはじめ皆様から「先生」と呼ばれていました。
体調をくずして入院していましたが、少し回復され転院し、これからリハビリをしようと頑張っていた矢先に容態が急変し亡くなられたそうです。
遺影写真と思い出のお写真を選ばれている際、たくさんの写真の中から遺影写真の背景は何色が好きだったとか、思い出のお写真の背景等を喪主様を含め、お嬢様とお孫...
富田斎奉閣
お父さんの休日

写真と一緒に思い出の品がありましたら飾りますよとお声かけをしたところ、ラジオや電子辞書、将棋の駒を飾って欲しいとの事で、故人様がお好きだった食べ物と一緒に飾らせて頂きました。
喪主様とお話しさせて頂いたところ、故人様はいつも休みの日は、遊びに出かけるより家にいる印象だったそうです。将棋やクロスワードパズルをしていた姿が印象に残っているとの事でした。特に、日曜日の新聞に掲載されていたクロスワードパ...
富田斎奉閣
大好きな歌に包まれて

86歳のお母様のご葬儀です。
故人様はご自宅でカラオケの出来るお店を経営されていたそうです。ご遺族様より、故人様がよくお店で歌っていた曲のテープを棺に入れてあげたいとのご要望がありました。
カセットテープはお店でお客様とよく歌っていた曲を集めたものだそうです。打合せの時に「お母様の好きだった曲を式場で流すこともできますよ」と提案したところ、「好きだったのは美空ひばりさんの曲で、いつも聞いていま...
富田斎奉閣
母の宝物

喪主のお母様のご葬儀です。
生前、喪主様がお母様に昔の写真やお父さんとの新婚時代の写真とかはないの?と聞いた所、恥ずかしかったのか、いつも「ない」という返事でごまかされていたそうです。
お母様が亡くなり、実家を整理しながら遺影用の写真を探していたところ、昔の写真がまとまって出てきたそうです。
子供たちも初めて見る写真、大事にしまわれていたので「母の宝物だったんだろうな・・・。」と思ったそうです。...